銀行の融資が通らなかった後に残る選択肢。担保の種類ごとに整理する
銀行の融資が通らなかった理由は、決算内容、既存借入の多さ、業歴、担保余力など様々です。理由によっては、担保を軸に審査するノンバンクの融資が選択肢になります。この記事は、手元の担保の種類ごとに、当たる先と条件の考え方を整理したものです。特定の会社への申込を勧めるものではなく、融資の可否は各社の審査で決まります。
先に確認すること
ノンバンクに当たる前に、次の3点を整理しておくと判断が早くなります。
- 銀行が通らなかった理由(担当者に確認できる範囲で)
- 手元にある担保の種類と、既に担保に入っているもの
- 必要な金額と、いつまでに必要か
理由が「担保余力がない」なら在庫や売掛債権を使うABLが候補になり、「財務内容」なら担保の評価に重心を置くノンバンクが候補になります。
不動産がある場合
会社または社長個人の名義で不動産があり、担保余力(評価額から既存の借入残高を引いた残り)があれば、事業者向け不動産担保ローンが最も選択肢の多い経路です。当サイトが公式サイトで確認した主要ノンバンク13社が扱っており、金利のレンジと限度額を公表している会社が多く、比較しやすい状態にあります。
既に一番抵当が入っている場合でも、第二抵当に対応する会社があります。対応の有無は各社の商品ページで確認してください。
売掛債権がある場合
大口の取引先への売掛金が継続的に発生しているなら、売掛債権担保融資が候補です。売掛先の信用力が高いほど条件は良くなります。年商の下限を設けている会社(AGビジネスサポートは原則6,000万円以上、Nクレジットファイナンスは3億円以上)があるので、先に対象条件を確認します。
売掛債権を売却するファクタリングも並行して検討されることが多く、借入か売却かでコストと会計処理が違います。売掛債権担保融資とファクタリングの違いで整理しています。
在庫や機械がある場合
倉庫の在庫、工作機械、建設機械、車両があれば、動産担保融資が候補です。扱う会社は少なく、当サイトが確認した範囲では主要32社中、動産担保を明示しているのは数社です。評価費用と定期報告の負担があるため、ABLの問題点とデメリットを先に読んでおくことをすすめます。
担保がない場合
担保になる資産がない場合、当サイトの対象外になります。無担保のビジネスローン、日本政策金融公庫、自治体の制度融資、補助金など、担保に依らない手段を検討する段階です。
ノンバンクの担保付き融資の市場
日本貸金業協会の月次統計(令和7年11月度実績)では、事業者向けの有担保貸付残高が前年同月比14.5%増と伸びています。銀行以外で担保を使って借りる事業者が増えている、という背景があります。
当たるときの注意
- 複数社に同じ条件で見積もりを取り、金利だけでなく手数料と評価費用を含めて比べる
- 公表金利の下限が自社に適用されるとは限らない
- 申込は各社の公式サイトで行い、当サイトを含む第三者に申込情報を渡さない
当サイトは公表条件の整理のみを行い、申込の取次ぎや審査の判断はしません。
この記事に関係する会社
セゾンファンデックス ABL対応
扱う担保: 不動産・売掛債権・在庫・機械/金利 年3.4〜15%/限度額 500万円〜5億円
関東財務局長(12)第00897号|確認日 2026-09-04
セゾンファンデックスの公式サイトで条件を見るAGビジネスサポート ABL対応
扱う担保: 不動産・売掛債権・在庫・機械/金利 年5〜15%/限度額 100万円〜5,000万円
関東財務局長(9)第01262号|確認日 2026-09-04
AGビジネスサポートの公式サイトで条件を見る- 日本貸金業協会 月次統計資料(令和7年11月度実績)(2026-09-04確認)
- 各社公式サイトの商品ページ(2026-09-04確認)