ABLの審査で見られるポイントと必要書類。売掛先の信用力と担保の中身
ABL(動産・売掛債権担保融資)の審査は、不動産担保ローンとは見られる点が違います。借り手の決算内容に加えて、担保にする在庫や売掛債権そのものの質が審査の中心になります。
審査で見られる3つの観点
借り手の事業
決算書、試算表、資金繰り表から、事業の継続性と返済能力が見られます。ABLは担保があっても、貸し手は事業の内容を継続的に把握する前提で融資するため、事業の実態が分かる資料が求められます。
担保の中身
売掛債権なら、売掛先の信用力、取引の継続期間、回収実績、支払サイト、譲渡制限の有無が見られます。売掛先が上場企業や官公庁であれば評価は高くなり、取引を始めたばかりの相手や、支払遅延の履歴がある相手は評価が下がります。
在庫や機械なら、処分価格の見積もり、中古市場の有無、保管場所、所有権の所在、他の担保に入っていないかが見られます。
担保の管理体制
融資後に定期報告ができるか、在庫の一覧や売掛金の残高を正確に出せる管理体制があるかも審査の対象です。管理が粗い会社は、担保があっても融資が難しくなります。
必要になる書類
公式サイトで必要書類を案内している会社の記載を整理すると、共通して求められるのは次のような書類です。
- 決算書(直近2〜3期)、試算表
- 商業登記簿謄本、印鑑証明書
- 代表者の本人確認書類
- 納税証明書
- 資金繰り表、借入一覧
売掛債権を担保にする場合は、さらに次の書類が要ります。
- 売掛先との基本契約書、注文書、請求書
- 売掛金の入金履歴が分かる通帳の写し
- 売掛先ごとの残高一覧
在庫や機械を担保にする場合は、在庫一覧(品目・数量・保管場所)、機械の型番と製造番号、購入時の契約書や領収書、リースや割賦の有無が分かる資料が要ります。
必要書類は会社ごとに違います。当サイトの各社ページでは、公式サイトに必要書類の記載があるかを「必要書類の公開」として表示しています。
事前に準備しておくと早い資料
- 売掛先ごとの月次の売上と入金の一覧(過去12か月)
- 在庫の棚卸表(直近と、可能なら過去数回分)
- 機械設備の台帳(取得日、取得価額、設置場所、担保やリースの有無)
- 既存借入の一覧(借入先、残高、担保の有無)
これらが揃っていると、担保の評価と審査が進みやすくなります。
審査に通りにくいケース
- 売掛先が個人、または信用力が確認できない
- 売掛債権に譲渡禁止の特約があり、売掛先の承諾が得られない
- 在庫が特注品や季節商品で、処分価格の見積もりが立たない
- 在庫や機械が既にリース物件、または他の担保に入っている
- 在庫や売掛金の管理資料を出せない
融資の可否は各社の審査で決まり、当サイトが判断することはありません。条件を確認したうえで、ABLを扱うノンバンク7社の公表条件から当たる会社を選んでください。
この記事に関係する会社
セゾンファンデックス ABL対応
扱う担保: 不動産・売掛債権・在庫・機械/金利 年3.4〜15%/限度額 500万円〜5億円
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AGビジネスサポートの公式サイトで条件を見るジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズ ABL対応
扱う担保: 不動産・売掛債権・在庫・機械・その他/金利 〜年15%/限度額 100万円〜2億円
関東財務局長(15)第01468号|確認日 2026-09-04
ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズの公式サイトで条件を見る- 各社公式サイトの商品ページ・必要書類の案内(2026-09-04確認)
- 中小企業庁「在庫や売掛債権を担保とする融資・保証について」(2026-09-04確認)